決定力不足は永遠の課題なのか?2

前回は決定力不足という言葉を謝って解釈したまま続けたが今回が本題

決定力不足という言葉は私が物心ついてサッカー特に日本代表を見始めた頃から聞くようになったが果たしてその真の意味は?

特に98〜06までの国際試合で聞いていて
城彰二柳沢敦がゴール前で得点出来なかった時にヤキモキした苦い思い出を呼び起こさせる。

「かっこつける」城や「シュートを打たない」柳沢にテレビの前でよく文句を言ったものだが

果たして彼らのせいだろうか?

それは本当に決定力不足なのか?


客観的に決定力不足というのはチャンスの際に決める得点確率という定義で間違いないだろう。

はてなキーワードで調べるとやはり似たようなことも書いてあるし

私が思う下記の内容も似ている。

簡単にチャンスという言葉にはっきりとした定義もなく、人によってどれがチャンスで

チャンスの中にもボールを前に転がせば良いだけの簡単なチャンスから

シュート性の速いボールをゴール前の密集地でピンポイントで渡っても人によってはチャンスと呼ぶであろう。

「日本人はゴール前で落ち着きがなく、焦ってシュートを打つ」

なんて言葉を聞くが結局の所、決定力不足ではない。

サッカーがヘタと片付けてよいのではないか?


決定力不足が特に使われる場面、

特にワールドカップのアジア予選のような格下との対戦

自陣ゴール前で人数をかけて守っているチームとの試合でよく決定力不足という言葉が使われる。

相手はカウンターを狙い、日本はバルセロナのような試合展開なのだが

日本はそんな戦い方に慣れていない。

ワールドカップ本線のような格上ばかりのチームにはカウンターサッカーにサッカーになり

アジアとの戦いではポゼッションサッカーになる。

はっきりとしたスタイルが確立していない日本代表は自分達の何が強みはを分かっていない。逆に言えばどっちもできる器用さもあるが、それゆえに弱い。

世界的に見ても自分達のスタイルを持ち、それを勝とうが負けようがそれを貫き通せるチームが強豪国なのである。

スタイル確立として

日本人と体格が変わらないスペイン代表の中盤選手のようにポゼッションサッカーを行っている目指していると思われる日本

同じ体格のスペイン選手にできて日本人に出来ないはずがないという考えは安易である。

スペイン代表にはフェルナンドトーレスやビジャのような世界的フォワードがいるし、

バルセロナには「メッシ」がいる

日本にはそんなフォワードがいないのでスペインやバルセロナのスタイルは合わないと思われる。

(必ずしも両チームがフォワードに依存したチームではないと分かっているのだが)

一時期スペイン代表でも問題になったゼロトップ

ストライカーを入れるのか入れないのか?

このゼロトップは日本人に合うと思う。

香川、乾、清武、柿谷、この四人を並べておけばある程度の成果が出ると思われる。

(私は決してセレッソファンではないが4人が並ぶ姿を見てみたい)

最近の記事で「ボール支配率と奪ってからシュートに至るまでの時間の関係」という面白い記事を読んだことがあるが

得点に至るまでの重要な要素としてボール支配率が挙げられる。

ボール支配率が高ければもちろんチャンスの数も多くなり、得点する確率も増えるわけだ。

これもまた一概には言えないがチャンスまでに至る数ももチームそれぞれである。

これはスペインやバルセロナのような今最も流行しているパスサッカーのコンセプトである。

一方、モウリーニョ監督が大好きなカウンターサッカー(最近は前線でボール奪取を目的としてショートカウンターなんて言葉も)

これはポゼッションを目的とせず、少ない手数で少ない時間で攻め込むスタイルであるがボール支配率は関係ない。

内容が横道に逸れまくっているが、私は決定力不足という言葉が嫌いである。

単に弱いのである。

アジア予選では余裕で突破できそうであるが、果たして本線で通じるだろうか?

欧州や南米などのでトップチームはもちろん、北欧や東欧、アフリカの強豪国と戦っても通じないと思う。

ホームの大声援の中、過密スケジュールで呼んで試合するのではないのだ

ワールドカップ本選というのは

「良くやったベスト16、ベスト8」という日本の風潮

今後、私が40年生きるとしてワールドカップは10回ある。

日本代表のワールドカップ優勝はあるのだろうか?

それと同じくらい楽天と広島カープの日本シリーズはあるのだろうか?

どちらが先か楽しみでならない。


それと関係ないが何故今頃「佐竹雅昭」なんだ?